戦時中の女子学習院で共に学んだクラスメート4人は、子育てもそろそろ一段落し、時折各家に集まっては旧交を温めておりました。 主婦が勤めるのはまだ一般的ではない時代、ただ集まるだけではなく、何か出来る事はないかしらと話し合いました。 そこでそれぞれの得意、フランス刺繍・スモッキング・洋裁を生かして物作りを始める事となりました。 4人の仲良しは、幸せの四葉のクローバーにちなんでグループを"よつば"と名付けました。 最初はエプロン、ピロケース、リネン製品そして段々自分達の子供に着せたい子供服へと発展して行きました。 同窓会や親戚のカトリック幼稚園のバザーなどで並べるうち、お仲間からお仲間へ、お知り合いからお知り合いへと求めてくださる方は段々と広まって行きました。 昭和56年、それまで同様、家庭生活を大事にしながらも"我が子に着せたい子供服"の思いで 有限会社‘よつば’ となりました。 昭和57年、メンバーの住んでいた港区白金台にアトリエを持ちました。 そして沢山の方の協力を得ながら、一針一針を大切にの思いで今日まで続いております。 代をまたいでも、物作りへの思いはそのままに、今も当初のメンバーは一針一針に思いをこめて、物作りに携わっております。 |